ハウスコム（3275）、ディジタルメディアプロフェッショナル（3652）上場直前初値予想メルマガバックナンバー〔6/22配信済〕】
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□■ ハウスコム（3275）上場直前初値予想
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公開規模は約4.8億円と小粒。上場市場はJASDAQスタンダード。
平成10年７月１日創業以来、賃貸建物へ入居者を仲介斡旋することを専業として事業展開。
賃貸建物へ入居者を仲介斡旋することを主たる事業とするとともに、仲介斡旋を軸とした
入居者及び家主へのクロスサービスとして、引越、原状回復工事、建物無料診断による
リノベーション工事など、それぞれの専門業者へ取り次ぐ仲介関連サービス事業を併せて
行っている。
事業部門別に示すと、不動産賃貸仲介事業、仲介関連サービス事業、その他の事業に区分。
(1）不動産賃貸仲介事業
首都圏及びその周辺エリアで89店舗、中部圏で27店舗、関西圏で３店舗、九州圏で１店舗、
合計120店舗（平成23年４月末日現在）の直営店において、住宅・駐車場、商業施設等の
賃貸不動産（賃貸物件）への入居を希望する顧客を仲介斡旋し、貸主（家主）と借主（入居者）の
要望を調整し、双方が合意すれば賃貸借契約を締結する不動産賃貸仲介業務。
首都圏を中心として中部圏・関西圏を加えた三大都市圏の主要都市中心部を主な営業エリアとして、
ワンルームからファミリータイプの賃貸需要全般に対応する都市中心部及び郊外エリアの物件を
主に取り扱っており、集客力（インターネット等、広告媒体の多様化・ＳＥＭ（注）対策等に
よる強化）・商品力（取扱物件の多様化・拡大）・営業力（研修等、お客様満足度向上の為の施策）の
３要素をバランスよく拡大させることで、事業の拡大を図っている。
(2）仲介関連サービス事業
賃貸仲介に付随する各種ニーズに対応するため、特別依頼広告への掲載取次や、仲介時に
発生するサニタリー商品・引越等の紹介業務、保証人代行商品等の各種周辺サービス業務に
関して、それぞれの専門業者へ取次を行っている事業。
(3）その他の事業
店舗を開設する場合、店舗の床面積をおよそ約15坪〜30坪を目処に
出店しているが、必ずしも当社の要望通りの店舗が確保できない場合もある。
こうした場合には、一部を貸会議室として一般の顧客に時間貸しする賃貸業務を行っている。
提携している広告専門会社であるジューシィ出版株式会社に対して、広告掲載のための
テキストデータ・間取り図データ・外観写真データを作成して納品する業務を行っている。
これらの業務をその他の事業としている。
10年3月期の営業収益の構成比は、不動産賃貸仲介事業54.4％、仲介関連サービス事業29.1％、
その他の事業16.5％。主な販売先はジューシィ出版29.5％。
業績データ （単位：百万円）
決算期 売上高 経常利益 純利益
2009/03
連結 - - -
単体 7,107 390 166
2010/03
連結 - - -
単体 7,455 601 319
2011/03
連結 - - -
単体 7,562 643 293
【ポジティブな点】
仮条件の上限で決定
売出し株数が多め
【ネガティブな点】
不動産関連
同日にディジタルメディアプロフェッショナルの重複上場
以上の点を踏まえて
公募価格600円のところ
上場直前初値予想は630円と予想しました。
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□■ ディジタルメディアプロフェッショナル（3652）上場直前初値予想
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公開規模は約20.7億円。上場市場は東証マザーズ。
精細な画像を描写するために必要なハードウエアＩＰおよびソフトウエアＩＰ
（以下、合わせてグラフィックスＩＰコアという）を開発して、主にゲーム機器、
パチンコ機およびパチスロ機（以下、パチンコ機およびパチスロ機を合わせて
アミューズメント機器という）、モバイル通信機器、自動車、家電製品等に
組み込まれる半導体向けのグラフィックスＩＰコアを、当社の顧客である
半導体メーカーや半導体が組み込まれた最終製品メーカー（ゲーム機器メーカー、
モバイル通信機器メーカー等）に提供することを事業の中核としている。
グラフィックスＩＰコアの国際標準規格に準拠したＩＰコアに当社独自の
機能拡張技術である「ＭＡＥＳＴＲＯ」を組み合わせることによって、少ない
消費電力下においても精細な画像を描写できることが特徴。
開発した主なグラフィックスＩＰコアは以下のとおり。
ＰＩＣＡ２００シリーズ
ＳＭＡＰＨ-Ｆ
ハードウエアＩＰ（論理設計データ等）やソフトウエアＩＰ（主にハードウエアを
制御するドライバーやコンテンツ制作を支援するツール類）を開発し、半導体メーカーや
半導体が組み込まれた最終製品メーカーに向けてライセンス（使用許諾）を供与する
ＩＰコアライセンス事業、および特定分野向けに自ら当該グラフィックスＩＰコアを
搭載した半導体（ＬＳＩ製品）を開発し製造・販売するＬＳＩ製品事業、ならびに
ライセンス供与に伴う受託開発とセミナー等のその他の事業を展開。
（１）ＩＰコアライセンス事業
1.グラフィックスＩＰコアを顧客に提供したうえでライセンス収入等を顧客から得る
ライセンス供与と、2.これらに付帯する技術サポートに区分される。
1.ライセンス供与
グラフィックスＩＰコアを顧客にライセンスして得られる収入は、その種類によって
（a）ライセンス収入、（ｂ）ランニングロイヤリティ収入として区分。
（a）ライセンス収入
顧客が家電製品等の開発を進める過程で、当社がＩＰコアライセンスのライセンスを
与えたことによる対価として一時金として得られる収入。
（b）ランニングロイヤリティ収入
顧客がグラフィックスＩＰコアを組み込んだ製品を販売する際に、製品出荷個数に
応じて当社が顧客から収受する対価。
2.技術サポート
グラフィックスＩＰコアをライセンスした顧客に対して、技術サポートを行って対価を得るもの。
（２）ＬＳＩ製品事業
グラフィックスＩＰコアが組み込まれたＬＳＩ製品「ＮＶ７」を、大手国内半導体
メーカーに製造を委託したうえで、当社が半導体商社に向けて販売。
（３）その他の事業
1.ライセンス供与に伴う受託開発、セミナー等に区分。
1.ライセンス供与に伴う受託開発
顧客の求めに応じて、開発したグラフィックスＩＰコアを顧客製品の仕様に合わせて
カスタマイズしている。
2.セミナー等
Ｋｈｒｏｎｏｓ Ｇｒｏｕｐの公認を受け、プログラミング実習コースを開講するとともに、
Ａｎｄｒｏｉｄ仕様のＥ−ラーニング教材「Ａｎｄｒｏｉｄ３Ｄグラフィックス・
ラーニングキット」を販売。
10年3月期の売上高構成比は、IPコアライセンス事業71.6％、LSI製品事業21.9％、
その他の事業6.5％。主な販売先は任天堂73.8％、ブルーム・テクノ21.9％。
業績データ （単位：百万円）
決算期 売上高 経常利益 純利益
2009/03
連結 - - -
単体 728 136 134
2010/03
連結 - - -
単体 892 188 187
2011/03
連結 - - -
単体 1,013 314 491
【ポジティブな点】
業績が良好
【ネガティブな点】
ハウスコムとの重複上場
以上の点を踏まえて
公募価格2,400円のところ
上場直前初値予想は3,300円と予想しました。
━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━━━━━━━━━━━━━━
〔初値結果〕
【ハウスコム】
初値は580円。
公開価格600円に対し−20円、初値上昇率は−3.3％となりました。
【ディジタルメディアプロフェッショナル】
初値は3,050円。
公開価格2,400円に対し＋650円、初値上昇率は21.3％となりました。
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