米国株、ダウ216ドル安 2カ月半ぶり安値、ハイテクや金融株に売り

22日の米株式相場は大幅に3日続落。ダウ工業株30種平均は前日比216ドル90セント安の1万0172ドル98セントと2009年11月6日以来、約2カ月半ぶりの安値で終えた。下げ幅は昨年10月30日以来の大きさ。予想を上回る四半期決算を発表したインターネット検索大手グーグルが利益確定売りに押され、ハイテク株全般に売りが広がった。新たな金融規制を巡る業績懸念から金融大手株を売る動きも続いた。

 グーグルや半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が発表した決算はともに市場予想を上回ったが、両社とも利益確定売りが優勢となった。ハイテク株は業績期待などから足元で買い進まれていた。市場の一部で決算の大幅な上振れ期待があったグーグルが決算発表後に売られたことが、ハイテク株全般の売りを促したとの指摘があった。

 前日にオバマ米大統領が発表した新たな金融規制案が実現すれば、業績押し下げにつながるとの懸念から金融大手は引き続き軟調に推移した。中国の金融引き締めの思惑やギリシャの財政懸念などを背景に、最近は世界的な景気の先行き不透明感が強まっている。原油先物相場が下落し素材やエネルギー株などが売られ、次第に幅広い業種に売りが広がった。午後に主な株価指数は下げ幅を拡大した。

 ナスダック総合株価指数は同60.41ポイント安の2205.29と09年12月17日以来の安値で終えた。S&P500種株価指数は24.72ポイント安の1091.76と09年11月27日以来の安値で終えた。業種別S&P500種株価指数は全10種が下落。「IT(情報技術)」が4%弱、「金融」も3%下げた。フィラデルフィア証券取引所半導体株指数(SOX)は5%下落。

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億7000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約27億6000万株だった。

 グーグルは6%弱の下落。AMDは12%急落。半導体大手インテルとパソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)はともに約4%下げた。

 決算が予想を上回ったクレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)は8%急落し、ダウ平均構成銘柄で下落率首位。前日に大幅安となった米銀大手JPモルガン・チェースは3.4%、バンク・オブ・アメリカは3.7%下げた。

 一方、決算で1株利益が予想を上回ったゼネラル・エレクトリック(GE)とマクドナルドはそれぞれ小高い。(日経ネット)


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