6月上場日程は昨年に相似

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 決算発表が出そろった今週、直近IPO銘柄は総じて軟調な動きとなる銘柄が多かった。ピーエスシーが4月上旬に付けた上場後の安値に迫り、IRジャパンは安値を更新した。そのほかの銘柄もさえない今期予想を受け、ダラダラと値を下げる銘柄が多かった。



 好決算で5月11日まで高騰したFPGも下落が続いている。いったん押し目を作った後に反発したカルビーも、前週の水準に戻った後は上値の重い展開が続いた。相場全体も今週は調整局面の色合いが強く、ダラダラと下げる展開は底打ち感がなかなか出てこない。決算内容からしてもしばらくは休戦モードといった相場となりそうだ。



 一方、ボルテージは東証マザーズから本則市場(所属部未定)への市場変更を発表。同時に50万株の公募増資と10万株の売り出しを発表した。同社株は上場後に株価が好調を継続。震災の影響も「巣ごもり消費」でプラスに働いている数少ない企業だ。時価総額からして、所属部は1部になるとみられるが、上場からちょうど1年となる9日に早々とマザーズを卒業する。



 なお、20日にはハウスコム、イートアンド、ディジタルメディアプロフェッショナルの3銘柄の上場が承認された。3社のうちハウスコムは2月の時点で、親会社の大東建託が3月の上場申請を表明していた。審査期間は通常2カ月とかかるため、震災でやや遅れたものの、ほぼ予定通りの実施ということになる。



 先に承認されているクロタニコーポレーションと合わせ、6月は計4社が承認されており、前年同月の実績に並んだ。上場する日程も昨年は11日と23日に1社ずつ、24日に2社だったが、今年もここまで9日に1社、23日に2社、24日に1社と、上旬に1社が上場した後、3社が連続で上場する形が相似することになる。(トレーダーズウェブ)




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