どこよりも早いカルビー初値予想 好発進を予想

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前週3日に今年第1号案件としてIPO(新規上場)した駅探(3646・東マ)が短期資金を誘い込み、初値大化けの鮮烈デビューを飾り、その後も堅調な値動きで推移。「行き場を失った資金がIPOに向かっている。市場のボラティリティー(変動性)が上昇している点も追い風となっている」(トレイダーズ証券執行役員証券事業部長の藤本誠之氏)との見方が出ており、11日に上場を控えるカルビー(2229)にもIPO人気の波及に期待感が高揚してきた。



乗換案内サービスを手掛ける駅探の初値は、公募・売り出し(公開)価格(2780円)を98・9%上回る5530円で、「初値は大方の予想以上」(T&Cフィナンシャルリサーチ日本株情報部マネージャーの田中一実氏)で、その後は想定通りの好需給相場に。



ただ、投資ファンドなど大株主の動向には注意が必要。上場日から180日間のロックアップ契約は公開価格の2倍以上となった場合は解除されるとあって、「今までは売りが薄い印象。株価が上昇してくれば、大株主から利益確定売りが出てくる。短期資金が中心なだけに値動きが止まった場合は要警戒」(市場関係者)との声も。



駅探が温めた地合いはIPO第2弾のカルビーにとってプラスに働こう。「大幅高は難しいかもしれないが、知名度も実力もある企業なだけに堅調なスタートが想定される」(トレイダーズ証券の藤本氏)というのが大方の見方だ。「主幹事証券の大和によると応募倍率も相当高かった」(市場関係者)との声も聞かれる。



加えて、T&Cフィナンシャルリサーチの田中氏は「現経営陣の経営手腕やオーナー系企業でありながら透明性の高い経営体制も好感持てる」と高評価。松本晃会長兼CEO(最高経営責任者)と伊藤秀二社長兼COO(最高執行責任者)体制だが、「松本会長は元ジョンソン・エンド・ジョンソン社長で増収増益を続けてきた実績があり、外資ながら日本市場でポジションを確立した手腕はカルビーでも生きる。カルビーは現経営陣になってから利益率が上がってきた」(田中氏)とのこと。1株利益179円に類似企業の下限PER約15倍で2685円。公開価格2100円をから3割近い飛び出しも十分可能だ。(日本証券新聞




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