今、女性向けコンテンツが熱い!ボルテージIPOも追い風

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「占い」「料理」「恋愛」に殺到メディア工房、S高

女性向け携帯コンテンツの収益力の高さに市場の関心が高まっている。

占いコンテンツ運営を軸に、風水グッズや化粧品などの物販事業も手掛けるメディア工房(3815・東マ)は27日、ストップ高に株価を弾ませた。「今8月期第3・四半期(09年9月―10年5月)経常利益が前年同期比2・6倍の高成長」という一部観測報道が人気の背景となった。

会社側では「業績数値は当社から発表したものでない。ただ、主力の占いサイトで有料会員数が好調に伸び、また、コスト管理で利益が出る体質になってきていることは確か。無料ポータルなどで総会員数は100万人を突破したが、そこから有料コンテンツへの誘導が進んでいる。現在のところ、課金会員数は32―33万人ぐらい」(メディア工房IR担当者)と話す。

会員の大半はもちろん女性。特に、20歳代後半以上の女性が課金会員になる比率が高いといい、しっかり自活しているものの、その一方で何らかの心理的ストレスを抱え、しかも単身で比較的時間にゆとりがある層、いわゆる"婚活"、"おひとり様"世代のニーズを、しっかりとくみ取っていることが分かる。そして、これは、景気動向に左右されにくいお金の使い道と言い換えることもできるだろう。

クックパッド本決算に関心

一方、女性向けで人気のサイトといえば、料理レシピ専門サイト最大手のクックパッド(2193・東マ)にも注目しておきたい。パソコン向けはもちろん、携帯電話向けサービスも拡充中の同社も、好調な事業環境が続いており、6月11日に発表を控える2010年4月期本決算に向け、市場の関心も高まってきそうな気配だ。

このほか、携帯ブログやゲームなどの有料コンテンツで高成長、今3月期は営業利益で前期比6割増、過去最高益を連続で更新する見通しを立てているクルーズ(2138・HC)も、若年女性層を中心にした課金会員数を伸ばしている企業として見逃せない。株価は好決算発表後の利食い売りが一巡し、反転に動き始めた。

ボルテージIPOも追い風

女性向けコンテンツ関連株が株式市場で関心を高めそうな理由が、もう1つ。ボルテージ(3639・東マ)が6月11日にIPO(新規上場)を控えていることだ。資金吸収額の小ささや想定価格の割安感などから、初値買い人気が盛り上がることが濃厚で、周辺株に目先資金が流入することが想定されている。(日本証券新聞


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